働く人たちの権利を守る

　不当に解雇された人はいませんか？

経営者が誰を雇うかは経営者の自由ですが、いったん採用した人を理由もなく解雇することはできません。
しかしずるい経営者は、何とか口実を探して解雇しようとします。

たとえば、ごくわずかなミスを口実に、みんなの前で大声でどなったり、始末書を書かせたり、とにかく辞めさせるためにイジメを続ける経営者や管理職がいます。
中には、始末書の書式まで印刷し、ことあるごとに従業員に始末書をかかせ、解雇の口実作りに励む経営者もいます。

こんな時、反撃するのは良いのですが、つい「辞めてやる！」とキレてしまう人がいます。
気持ちは分かりますが、短気は損気、悪質な経営者の思うつぼです。
相手が「クビ」と言うまでは、キレないようにしましょう。そして、解雇理由を文書で示せと迫りましょう。
相手が書面を出さない場合は、その場で相手の言ったことを書きとめましょう。
解雇を撤回させるにしても、解雇予告手当を請求するにしても、これだけのことをやっておくだけで、結構有利になります。
それから、なるべく早めにご相談下さい。